男性の育児休業取得率がまだまだ低い現状なのですが、私自身は育休を取得してよかったと思っているので、これから取得を検討している方々の参考になるようにここに公開していこうと思います。
本ブログは技術ブログなので少々趣旨を外れますが、それでもエンジニアならではの目線でもなるべく書いていこうと思います。
はじめに
バックグラウンドを知ってもらうためにまず自己紹介していきます。
人物紹介
夫(私)
システムエンジニアの会社員、32歳。東京の会社でシステム開発を行っていて、コロナ禍を期にフルリモートで働くようになった。掃除や洗濯、料理等の家事が普通にできる生活力があるタイプの人間で、子供ができる前からも家事は結構やっていた。
妻
看護師、31歳。同じく東京で勤務していた。料理は好きだが、掃除やゴミ捨てなんかは苦手。夜勤をしていたのもあって、夜中に起きていることはそこまで苦にはならないタイプ。
環境
2020年前後において無視できないのが、新型コロナウイルスの世界的大流行。私達の生活にも大きな変化を与えたが、総じて言うと利点も多かったのは正直なところ。
まず上にも書きましたが、夫が元々毎日出勤していたのが、完全にフルリモートとなり在宅で仕事をすることとなりました。妻も勤務先の病院側がコロナ禍の妊婦へのリスクを配慮してくれて出産予定日の3ヶ月前という早めの産休に入ることができました。
そんな状況であったこともあり、東京にいる意味がなく寧ろ感染リスクを考えるとデメリットのほうが大きいことから引っ越しを決め、妻の実家の近くである栃木県へ引っ越し。
またコロナ禍で世界中が行動を制限されることになりましたが、妊娠中や生後間もない頃などの時期でどの道出かけにくい状態だったために、大きなストレスを感じることもありませんでした。
育休に入るまでの流れ
まず私(夫)がやったことは会社への報告でした。妊娠5ヶ月の安定期になったところで、上司と人事部に報告を行いました。そこで上司から「育休取らないの?」と訊かれたことがきっかけで、育休取得を検討し始めました。最初は、育休を取得するかどうかすら考えることもしていなかったというのが正直なところでした。男性の育休取得率の低さはこうした潜在的な意識のなさが一因だと今となっては感じるところです。
その後、妻とも相談して、3ヶ月間の育休を取得することに決めました。そこから育休開始まで、業務調整や引き継ぎ等を進めていきました。
私の勤める会社ですが、全然大企業なんかではなく、社員数50名程度のベンチャー企業です。男性育休取得者も初めての事だったそうです。子持ちの人も多くいたのもあって、協力的であったのが心強くはありました。
自論になりますが、「そんなに休めるわけない、育休取得なんて無理無理!」と言うのは育児をしたくない言い訳だと感じています。ワンマン社長だとか社員数が5人とかなら分かりますが、大多数の雇われ会社員は育休を取得することは無理ではないと思っています。1人抜けたくらいで破綻するならそれは会社の人材配置能力がなさ過ぎるだけですし、数ヶ月前から計画・準備ができるわけですし、育休取得の権利を阻害してくる人は単なる違法は犯罪者たちなだけですし、令和の時代は育休を取得していくのが当たり前だと思いました。
準備したこと
制度の調査
国や地方自治体には様々な育児支援制度があるので、それらの調査・理解・準備は粛々と進めていました。
国の制度として、出生届を出さなくてはいけないよねから始まり、育児手当の申請をしておけば月1.5万円の給付がもらえるし、マイナンバーカード申請をしたりします。
地方自治体の制度は多種多様なので、これを特に調べる必要があるかと思います。出産費用や検診費用が給付されるお金が貰える系や、助産師と面談やアドバイスがもらえたり、施設や小児病院などの利用ができたり、etc…色々とあります。こうしたことも出生届を提出したときにセットで教えてもらえたり、説明冊子があったりもするのでそこで知ることもあります。
そして、これらは役所に行かなければならず、つまり平日昼間に動かなくてはなりません。産後の女性は産褥期といって、ざっくり言うと心身共にボロボロの状態です。なので、仮に男性が育休を取らなかったとしても、1日は休暇をとって行け、と思います。
生活の見直し
産まれてから考えるでは大変なので、育児をしながらの生活を想像して準備をします。
例えば私達は夫婦でジム通いをしていましたが、育児中に通うのは無理だろうと想像して、出産前に辞めました。
また、家電の力を最大限に使おうと買い揃えました。日々の家事負担を楽にするために、食器洗浄機やロボット掃除機、ウォーターサーバなんかもミルク作りに重宝しました。
終わりに
準備編はここまでです。次回より育休編です。