oracle DBでは、権限テーブルをDBA_TAB_PRIVS(USER_TAB_PRIVSも同様)で確認できるが、バージョン11g→12cで列追加の変更があった。しかし、公式でそのことを明記しているのが見つからなかったため、ここに残します。
(愚痴。oracleさんには、「この列は○○バージョンから追加されました」的なドキュメントにしてもらいたいものです。)
テーブル列定義
11g→12cでの変更箇所を明示します。
11gの内容は取り消し線で示し、12cの変更箇所は太字で示しています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
GRANTEE |
|
無し |
アクセス権を付与されたユーザーまたはロールの名前 |
OWNER |
|
無し |
オブジェクトの所有者 |
TABLE_NAME |
|
無し |
オブジェクト名。オブジェクトには、表、パッケージ、索引、順序など、任意のオブジェクトを設定できる。 |
GRANTOR |
|
無し |
権限付与を実行したユーザー名 |
PRIVILEGE |
VARCHAR2(40) |
無し |
オブジェクトについての権限 |
GRANTABLE |
VARCHAR2(3) |
権限がGRANT OPTION 付きで付与されたか(YES )されていないか(NO ) |
|
HIERARCHY |
VARCHAR2(3) |
権限がHIERARCHY OPTION 付きで付与されたか(YES )されていないか(NO ) |
|
COMMON |
VARCHAR2(3) |
12cより追加となった列
権限がどのように付与されたかを示します。可能な値は次のとおり。
|
|
TYPE |
VARCHAR2(24) |
12cより追加となった列
オブジェクトのタイプ |
情報ソース
- 11gでのDBA_TAB_PRIVSのテーブル定義
- 12cでのDBA_TAB_PRIVSのテーブル定義